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手抜き欠陥・失敗を防ぐ20ヶ条

手抜き欠陥・失敗のない注文住宅を!

最近、欠陥住宅が相次いで見つかり話題になっていますが欠陥住宅とはどういう住宅なのかまた欠陥住宅をつかまないためにはどうすればいいのか手抜き欠陥・失敗を防ぐ20のポイントをお教えします!

注文住宅:地盤チェック
頑丈な基礎 木構造を造っても地盤が傾いたら家は台無しですからしっかり地盤の状態を調べましょう。建築予定地が新しい造成地で土を盛って造っている造成地は要注意です。盛った地盤は柔らかく沈下しやすい不同沈下の危険があるんです。

盛った造成地が全てだめだとはいいませんがその地盤が安定するのにはそれなりの期間が必要です。新しい造成地に建築をお考えなら地盤の状態を必ず調べてから工事をして下さい。そして地盤に適した基礎を確実にしなければいけません。地盤から欠陥住宅の原因がくることは少なくないんです。



注文住宅:台風や地震に弱い住宅
最近は台風や地震に強いといって工法や構造をPRしていますが、台風、地震に強い建物は工法や構造の違いではなく地盤や地盤に適さない基礎、筋交いが少ない、梁が小さいなどの粗悪な手抜き工事が台風や地震に弱い住宅の原因になります。
またコストダウンを進めることで構造部分まで影響するような低価格が欠陥を生むことになります。
施工業者が常識を持って、ていねいにきちんと施工すれば工法や構造は関係なく台風や地震に強い家が建ちます。



注文住宅:構造材を考える
構造材とは簡単に言うと土台、柱、桁、梁の部分を言います。
もう少し簡単に言うと家の骨組みにあたる部分です。
この家の骨組みについて考えた事はありますか?

多くの人は外観や内装、設備などには悩まれると思いますが、家の構造材もとても大事なのです。
現在構造材として使用されている種類としては一般乾燥材(KD材)、グリーン材(未乾燥材)、集成材だと思います。昔はほとんどグリーン材が使用されていましたが最近の住宅には一般乾燥材が多く使用されてきました。
一部のところではまだグリーン材を使用している所もありますので注意が必要です。

それではなぜ乾燥材を使用しなければいけないのかと言うと、乾燥していない木材を使用すると一年後二年後木材が変形し家が少しづつ狂ってきます。
木は年月と共に乾燥していき収縮し反ったりします。

その結果、床が傾いたり扉がスムースに開閉できなくなったりします。
それよりもっと大きな問題は構造材の強度不足によるたわみ、くるいが発生し家の強度が弱くなり家の寿命が短くなることです。

そうならない為には含水率15%程度の強度の確認された構造材を使用することです。
(含水率・・・木材中の水分の割合)変形、くるいの原因は木の中の水分です。

構造材は、家全体を永年支える重要な部材ですから、特にこだわって決める必要があります。
丈夫で、収縮のない構造材を使用することがくるいのない、いい家をつくる為の条件になります。
未乾燥材は乾燥材と比べてたわみが半年で2.5倍以上にもなります。
ちなみに含水率15%程度の強度の確認された構造材を使用しても建築費の1%程度のアップで使用できるのです。

建築後の不具合や台風、地震の耐久性、家の寿命を考えるとそんなに高くないと言えるのではないでしょうか。
今は、10年品質保証付きの構造材もありますので十分にこだわって選ぶ時代です。





注文住宅:欠陥を生みやすい下請け構造
昔は近くの工務店や大工に建築を依頼することがあたりまえでしたが、今はどうでしょうか。
住宅会社の営業マンと交渉をして建築するといったことが多くなったようです。しかし、営業マンは大工ではないんです。営業マンがいい人だからとか有名住宅メーカーだからとかで家を建てると失敗するかも知れません。

営業マンがいいから、親切だからといっても昔から今まで家は大工が建てているんです。
そして基礎工事、クロス貼り、建具、左官などたくさんの専門業者が家を造っているんです。
住宅会社に依頼すると、ほとんどの場合下請け工務店の大工が家をたてにきます。

あなたが直接頼んだわけでもないのにやってきます。そしてさらに孫請け、曾孫請けへとなるのが住宅業界の今の現状です。

職人の上手い下手が家の善し悪しになるのにあなたは実際に造りにやってくる工務店を選べません。
上手い具合に上手な工務店、職人にあたればいいですが下手ないいかげんな工務店や職人にあたれば最悪欠陥住宅になります。

それでも現場監督がいるから大丈夫だと思っていませんか。
住宅会社の現場監督は施工のプロでもないし実際に施工したこともありません。いつもその現場にいるわけでもないのであてにしたらダメです。

一般住宅の現場監督の主な仕事は材料の手配と工事の進行状況を見にきているだけですから。
中には、仕事がわかるいい現場監督もいます。
(現場監督の皆さん気を悪くしないで下さい。現場監督の仕事を悪くいうつもりはありません)

下請けになればなるほど工事費もピンハネされて少なくなっていますので雑な工事になり欠陥住宅になるかもわかりません。こういう住宅会社に依頼するときは要注意。
今の家づくりは、現場監督次第で良くもなり、悪くもなります。
現場監督と施工業者がしっかりした考えを持ちそれぞれの仕事をきちんとやれば、手抜き欠陥は防げます。



注文住宅:住宅の工法(構造)
いま建てられている住宅の工法はおもに一般の工務店が一番多く採用している木造軸組み、外国で生まれたツーバイフォー住宅そして工場で家のほとんどを造るプレハブ住宅です。
ツーバイフォー住宅やプレハブ住宅を 建てる時の注意点は、数年後増改築をしたい時に壁を自由に取り外せないこの壁もダメと自由に増改築ができません。

在来軸組み工法は、柱と梁の組み合わせですので柱を取ったり壁をずらしたり自由にできます。
後々の増改築やメンテナンスを考えると在来軸組み工法がいいでしょう。



注文住宅:激安住宅の本当の価値
最近よく坪あたり25万とか28万とかいう安い家がでてきていますが、同じような仕様または構造、工法ならば工事価格も大体同じになります。

もし坪当たり25万とか28万といった工事価格だとすれば必ず理由があります。
たとえば通常3週間かかる大工工事を2週間でしてしまうまたは、下地の桟木を入れなければいけない所を入れないというように材料と手間を見えないところで省略しているのです。

そして問題なのは坪25万の建築費ということで、施主をひきつけて最終的には35万から40万ぐらいまで建築費が上がる場合です。

25万の建築費には、何も付いてなく追加で35万以上になるのです。25万のつもりでいたのが40万になった話はいくらでもあります。こういうケースは結構多いので注意が必要です。

社長、部長、課長、役員、営業マン、事務員、現場監督、設計部員等の給料ボーナス、事務所、モデルハウス、新聞、チラシ、テレビ、ラジオのCMの費用ちょっと考えただけでもこれくらいあります。この費用は全部あなたが出す建築費の中に入っているのです。

最近盛んに住宅会社がPRしている低価格の家ですがCM、チラシ、営業マンのセールストークを信じたらいけません。住宅会社がPRしているような「いい家が低価格でできる」というのは嘘です。
はっきり言って価格に見合った家しかできません。

低価格の住宅会社に建築を依頼すれば、施主はいい家が安く建つと思っていませんか。

実際に低価格の住宅会社が行っている事は、ビックリするほど、資材を省略し外注手間賃を安くし、自社の利益だけは充分に確保することだったのです。

その結果家造りの基本である各専門業者(大工、左官、屋根工事等)、はぎりぎりの予算の中で仕事をすることになり、いい家を造ろうという気持ちも吹っ飛び、ただ赤字にならないように、早く簡単に完成させることを考えています。

安ければ何でもいいという方は別ですがいい家を建てたいと考えている方は価格だけにとらわれず注意が必要です。(最終的には安くない)

在来軸組みの場合柱も桧の柱もあるし輸入材 の柱もあるし太さだって小さくすればどんどん安くなります。私は、価格の安いだけの家は性能が低い家だと思います。

家は施主が求めた物が出来ます。しかし何も求めなければそれなりの家しか出来ません。

家の本当の価値はどこにいったんでしょう。日本の家はどこにいったんでしょう。



注文住宅:モデルハウスはあなたが建てる家とは違う
大手ハウスメーカーはほとんどモデルハウスを持って営業展開していますが、モデルハウスのほとんどは、他社と競い合って建てている為またはお客さまをひきつける為に目立つ所は高級品が使われ、実際に住む家とはかなりかけ離れたつくりになっています。

その為坪40万の予算の人がみても何も参考になりません。モデルハウスの坪単価は70万〜80万位です。

ですから自分の家に実際に使える仕様や材料を確かめてから建てないと後で「こんな物しか使えないんですか?」となります。



注文住宅:大手住宅メーカーで本当に大丈夫か?
大手住宅メーカーを頭から否定するつもりは毛頭ありません。

地域の工務店のいい所ばかりをいうつもりもありません。

大手で建てて満足している人もたくさんいるでしょうし、地域の工務店で建てて後悔している人も同じくらいいるはずです。また同じ会社で建てて、満足する人、後悔する人が必ずいると思うのです。
この違いは一体なんなのでしょう。

業者の技術云々と言う前にやはり原因はあるのです。
今までの経験からズバリ「相性」です。

その業者がいい仕事をしても、担当者が嫌いなら不満がでてくるのです。

もちろん他にもありますが詳しい事はその内また書いていきます。

ですから、大手の住宅メーカーが自分の相性に合うのでしたらそこで建てたらいいと思います。
でも、大手の住宅メーカーだからきっと大丈夫だろうという考えは止めたほうが正解だと思います。
大手にしろ、地域の工務店にしろいい所と悪いところがあるのです。

それを分かった上で建てるのならそれもいいかもしれません。
注文住宅は家電や車のように全部同じじゃないということでしょう。

家づくりを分かりにくくしている仕組みが業界にまだまだあるということでしょうね。
以下の文章は今まで仕事をしてきた感想です。

大手住宅メーカなら欠陥住宅の心配はないのでしょうか?大手だからといって安心は禁物です。
ホームぺ−ジでも大手の欠陥住宅がたくさんでています。

大手だからといっても実際に施工するのはその会社の社員でもないし、大工や左官なんてその会社にはいません。

実際に仕事をするのは、下請け、孫請けと、あなたがどこの人かも誰なのかもまったく知らない人があなたの家を造りにきているのです。
いい家が出来るか、欠陥住宅になるのかは実際に仕事をする職人次第ということです。

いい家になるか、ならないかは大手だからとか小さな工務店だからの違いじゃなく職人の違いです。
はっきり言って自社の利益を出す事しか考えていません。長い間、大手住宅メーカーや地元大手建設会社の下請けをしてきた私にはそうとしか思えません。





注文住宅:高ければいい家か
住宅にお金をかければいくらでも高くなります。床柱、システムキッチン、システムバス、普通このような物にお金をかけますが、見た目や見栄にこだわるといくらでも高くなってしまいます。

お金を見た目にだけ使うと後々問題がでてきます。施工がいい、住み心地がいい、は工事価格の高いということに比例はしません。



注文住宅:現代住宅の問題点
現在の住宅産業は、高気密化された住宅が主流となってきています。
しかし、本当にこの住宅は大丈夫なのでしょうか?いま、家族が安心して暮らせるはずの家に、見えない弊害による健康被害が増えています。高気密を考えた時は同時に家の断熱化と換気も考える必要があります。気密、断熱、換気は三位一体で考えなければ、重要な欠陥になります。



注文住宅:現代住宅の弊害
冷房によって冷やされた空気、暖房によって暖められた空気、これを高気密の部屋に閉じ込め省エネルギー化させようとした現代住宅、もっと大事なものを見落としているのではないでしょうか?

室内で常に発生している湿気(水分)、化学物質等もその空気と一緒に、閉じ込めてしまっているのではないでしょうか?

最近は、健康ブームで住宅も例外ではありません。
珪藻土を塗ったからとか、ホルムアルデヒドを含まない建材を使ったからとか自然素材だけを使ったからとか高気密、高断熱で換気システムが装備されているから健康住宅だと盛んにPRしています。
しかしそんなものは一つの要因であって全てではありません。健康住宅というには

1)結露、カビ、ダニが発生しない住宅 
2)家中の温度差が少ない住宅 
3)冷暖房、光熱費の少ない省エネルギーの住宅 
4)室内の空気環境が良い住宅

などがあげられます。間取りや外観、設備がよくても住む人が健康に快適に住めなければ健康住宅ではありません。



注文住宅:室内温度
夏、住宅の壁の中、屋根裏、特に断熱材などの部材が日差しによる熱を蓄熱し、その熱を室内に放出するので夜になっても部屋の中が暑く、適温にする為には必要以上のエネルギーが消費されることになるのです。

また冷房によって冷やされた冷たい空気だけが床部にたまって天井付近はなかなか冷やされないのです。
天井付近まで冷やそうとすると床部を必要以上に冷やさなければ、部屋全体が冷やされないのです。

冬、ヒーターによって暖められた部屋の天井付近と床付近ではかなり温度差が生じているってご存知ですか。
暖められた空気は上へ、冷やされた空気は下へ、この原理を考えるとわかるように足元まで暖めようとすると必要以上のエネルギーが消費されることになるのです。



注文住宅:化学物質
現代住宅の壁、床、天井などには化学物質が多く使用されています。
中でも揮発性の物は気温の上昇とともに密閉された室内の空気中に充満していきます。

その中でも人体に有害な物質ホルムアルデヒドトルエン、キシレン、パラジクロロベンゼンなどがシックハウス症候群の原因として問題視されています。この室内に充満した有害な化学物質を吸い健康を損なう人が大勢います。この有害な化学物質を室内に閉じ込めてしまったのが現代住宅です。



注文住宅:結露
冬窓ガラスに水滴が付きます。これが結露です。
この湿気がカビの発生、ダニの発生につながります。

このダニの死骸はアレルギーの原因にもなっています。また結露は窓ガラスだけでなくいろいろなものに発生します。

一般的に見落としなのは壁の中の結露です。この壁内結露は住宅を支えている土台や柱などを腐らせる原因にもなっています。

昔の家は隙間だらけで常に換気され、家の中が蒸れるようなことは無かったのに、現代の密閉された住宅では湿気も行き場を失っているのです。

現代の住宅は何も対策をたてないと必ず結露が発生します。

では、これらの問題を解決するためにはどうしたら良いのでしょうか?
注文住宅の問題 築7年木造軸組み工法住宅
窓に発生する結露で柱、敷居が黒く変色しています。
白木の敷居が黒ずんで触ると木目が浮き出ています。
注文住宅の問題 結露でフローリング濡れて合板フローリングが縦に亀裂が入りめくれています。
注文住宅の問題 黒ずんでめくれています。
注文住宅の問題 築14年木造軸組み工法住宅
和室の掃出し窓の所です。
敷居にしみが入り黒ずんで触ってみると、木目が浮き出ています。
注文住宅の問題 こうなると後5〜6年もすると張り替えなければなりません。
注文住宅の問題 築5年高気密住宅
腐敗菌による白カビが発生しています。
屋根裏の隅木の部分
注文住宅の問題 小屋裏タルキに腐敗菌による白カビが発生しています。桁も黒ずんでいます。
注文住宅の問題 屋根のルーフィングを剥がすと全面びっしょりです。
屋根板も濡れています。
注文住宅の問題 築20年木造軸組み工法
壁の中に結露が発生しグラスウール(断熱材)が水分を吸って脱落しています。これでは断熱材の効果はもはやありません。
注文住宅の問題 外部に面したほとんどがこの状態でした。



注文住宅:夏涼しく冬暖かい省エネ住宅をつくるには?
一般住宅の一つの欠点である冬の寒さ夏の暑さ、このように正反対の条件の中で快適に過ごせるようにするには冷えるポイントと焼けこむポイントをどうするか考えなければなりません。

従来のようにグラスウールを無造作に、 ただ押し込んでもあまり効果はなかったのです。
そこで断熱材と空気層を整然とし冬の冷え込みに対しては 熱を奪っていく通気層を閉じて保温層とし夏の焼けこみに対しては熱を蓄積しないように通気層を開放することで自然に起きる空気の対流によって熱を放出する冷却層として快適な室内環境を造りだします。





注文住宅:結露を発生させないようにするには?
壁と家が呼吸をしていると部屋の中に洗濯物を干しても、部屋の湿度は55%以上にはなりません。

壁と家が湿気 を吸っているのです。このように部屋、家を吸放出する素材で造り空気層を確保し冬は冷えすぎないように微量の呼吸をさせ夏は大量の通気をして大きな呼吸をさせることにより冬も夏も結露がなくなります。



注文住宅:カビ、ダニを防ぐには?
内装に通気性のある素材を使い壁内を通気させ結露の原因となる湿度を上昇させないようにします。

カビ、ダニは湿気を好んで繁殖します。生活の中で発生する大量の水分を何らかの方法で家の外へ排出しなければカビ、ダニの発生を抑制することはできません。

室内の通気をよくして空気の淀んだ場所をなくし、家が持っている調湿機能を最大限に生かしてやることです。

具体的には
1.部屋の壁、天井を透湿材でしあげる
2.壁の中に通気層を作り、床下から  屋根の棟に通す。
3.部屋に空気の淀んだ場所をなくす。

この三項目を守るだけでカビ、ダニの問題は解決します。



注文住宅:シックハウスを防ぐには?
現在の住宅はアルミサッシ、新建材、ビニールクロスなどの多用により高気密になり、結露、カビ、ダニ、が発生しぜんそく、めまい、 アレルギーなどの症状をひきおこす原因だといわれています。

そして住宅には白アリ駆除の薬剤、木材防腐剤防虫剤新建材のホルムアルデヒドなどの有害物質を含んでいる建築資材で建てられています。 その結果ほんの微量ずつ暖かくなるにつれ揮発してでてきます。

一番多く出るのは3年から5年といわれています。新築住宅で目がチカチカしたり鼻にツーンと刺激がきたりします。

これは室内に有害物質がこもっている為に起こるのです これらの問題は住宅の気密化にあります。
現代住宅は普通に建てても高気密になってしまいます。
シックハウスの対策はそれほど難しいことではありません。家に呼吸をさせれば解決します。



注文住宅:大工作業の注意点
実際の建築現場で私達大工が家を造る時(施工)に気をつけること、注意していることを内容別に書き出しました。できるだけわかりやすく表現していますが専門用語などを使いわかりにくい所もあるかと思いますがご了承下さい。

<土台敷きこみ>
基礎が出来上がり棟上の前に土台敷きこみをします。
土台敷きこみ時に注意することは、直角に土台を敷きこむことと、土台の端から端まで左右に出っ張り引っ込みがないように敷き込まなくてはなりません。土台が横ぶれしていると外壁や内壁などがでこぼこになります。土台を大工が手加工(継ぎ手などを大工が鋸やのみを使い作ること)による場合は手加工の良し悪しで1直線に敷きこめるか横ぶれするか影響してきます。また土台の継ぎ手や土台が直角に交わるところの隙間が無くきっちり納まっているかもチェックします。
★重要チェックポイント
 1.土台が横ぶれなく端から端まで一直線に納まっているか
 2.継ぎ手や直角に交わる部分に隙間はないか
 3.建物の角から角まで寸法に狂いはないか
 4.土台の継ぎ手、や柱の近くにアンカーボルトで適正に固定されているのか

<棟上、建前>
土台敷きこみが終わりいよいよ棟上です。2階建ての場合は、まず1階から2階までが1本でつながっている通し柱が建てられます。そして1階の柱を建て2階の床になる2階床や2階の床の外回りに使用する胴差しを納めます。通柱に横から取り付ける2階どこ床や胴差しの小口がすきまができていないか、確認しながら組んでいきます。1階柱、2階床組み、2階柱、桁、頭つなぎ、束柱、母屋、棟木まで組んだところで、柱が垂直に建っているか下げ振りという道具を使い部分的に見ていき仮止めしていきます。この作業がとても重要な作業です。
★重要チェックポイント
 1.柱と土台、柱と桁の部分に隙間はないか
 2.柱は垂直に建っているか
 3.桁の継ぎ手は接合金物で固定されているか

<1階床組み>
土台と土台の間に大引きという材料を納めます。大引きの下に大引きを支える束柱を約90センチピッチでたてます。束柱その大引きの上に根太を303mmピッチで釘内打ち又はビス締めします。
大引きの上下のふくれ、へこみがないように束柱を納めます。上下のふくれへこみがあると床が水平に貼れません。根太はぐらつかないようにしっかり固定します。根太が大引きに密着せず浮いている状態だと床なりが発生する原因のひとつになります。
★重要チェックポイント
 1.大引きに上下のふくれ、へこみはないか
 2.根太は確実に大引きや土台に固定されているか
 3.根太の高さに違いがないか
 4.捨て張り合板はゆるめに敷き、接合部は目違いがないように貼っているか
 5.根太の端部が釘打ちにより割れていないか

<床張り>
床を張る時の注意点は床なりがしないように貼ることです。床なりとは人が歩くたびに床が「ギイギイ」「クツクツ」などと音がでることです。この床なりの原因として考えられるのは、床組みの不具合、床板自体の反りや曲り、大工の手抜きなどが考えられます。
★重要チェックポイント
 1.根太の中央にジョイントがきているか
 2.床板に適した根太ボンドを使用しているか
 3.釘は床板に適した形状、長さか

<断熱材入れ>
断熱材は隙間なく入れなければ効果がないばかりかかえって住いに悪影響をおよぼします。
グラスウールの場合は天井を張る前に壁の中にグラスウールを入れます。そうしないと土台から桁まで隙間無くきっちり入れることができません。グラスウールを止めるのはステープルといってホチキスより少し大きいもので止めますがグラスウールに止めつける位置を印刷してありますので必ずその位置で止めます。止める個所が少ないと落下する心配があります。
天井の断熱材は天井を貼った後に天井上に乗せるだけになりますので少し隙間ができます。
グラスウール断熱材の場合は壁、天井どちらも隙間ができやすく隙間が無いように施工するのは難しいと思われます。板状断熱材の場合も隙間無く入れるのが基本です。こちらは隙間無く入れることが可能ですので少し値段が高いですが施工性、効果など考えるとこちらをお勧めします。
★重要チェックポイント
 1.隙間無く入っているか(隙間は結露の原因になります)
 2.床下からの冷えた空気が上がらないように通気止めはあるか
 3.断熱材がきっちり固定されているか
 4.グラスウールの場合防湿層はきちんと施工されているか

<壁、天井下地(木桟)>
最近の住宅では、ほとんどの壁、天井をクロスで仕上げています。その壁下地は、柱間に横桟を入れてその上にベベルボード(石膏ボード)を貼ります。柱間に入れる横桟はデコボコがなく一直線になるように入れる事です。特に廻りぶち、巾木が取り付く所は必ず一直線になっているか確認しなければなりません。ここがデコボコしていたり曲がっていると廻りぶちや巾木も曲がり見た目が悪く目立ちます。天井も壁と同様ですがデコボコに注意して心持部屋の中央部を両端より少し上げて天井を貼ることです。水平に張ると下から見た時に下がった様にみえます。
★重要チェックポイント
 1.木桟をデコボコがなく一直線に取り付ける
 2.木桟を柱、間柱に確実に固定する
 3.天井は中央部を少し上げる

<壁、天井下地(ベベルボード)>
クロス下地にはベベルボードを貼りますが、ベベルボードの貼りり方が悪いと仕上げ面にも影響してきますので充分注意して貼りたいものです。
★重要チェックポイント
 1.継ぎ目に段差ができていないか
 2.ベベルボードの端部がビスをしめたことで割れていないか
 3.ジョイント部又は入り角などに隙間ができていないか
 4.ベベルボードを固定するビスの間隔は適正か
 5.べベルボードの表面に足跡がついていないか

<階段>
階段も床と同様に確実な仕事をしないと上り下りする度にギイギイ、ミシミシなどと音がでます。
これも、とても気になります。
最近は、ほとんどプレカット加工になっていますので手加工による側板や段板の隙間や切断ミスはありませんのでいかに頑丈に音が出ないように固定することが大事です。
★重要チェックポイント
 1.段板の中央部に下から補強がしているか
 2.側板を柱に確実に固定しているか
 3.段板と蹴込み板がビスやボンドで固定されているか

<サッシ取り付け>
サッシが適正に取り付けられていないと、開閉がスムーズにできなかったりサッシ枠と建具に隙間ができ雨仕舞いも悪くなります。少しなら調整もできますが、調整をした場合は見た目が悪くなりますので、微調整はOKですが、できるだけ調整は控えたいものです。
★重要チェックポイント
 1.サッシの下枠は水平になっているか
 2.サッシのたて枠は垂直になっているか
 3.サッシの固定はできているか



注文住宅:快適な住まいとは冬暖かく夏涼しい家が基本
家を建てる時適正な建築費や構造の丈夫さや耐久性の他に、住み心地も重要なポイントになる事を忘れてはいけません。しかし今までの住宅では、せいぜい日当たりのいい家くらいが住み心地を判断する基準でした。

現代住宅の実態も冬になると北側のトイレや廊下は寒く、私たちはその寒い脱衣所で寒さをこらえながら服を脱ぎ風呂に入れなければなりません。

しかも、それは木造住宅だから仕方がないことだと考えてきた人がいっぱいいるのです。

夏はエアコン、冬はストーブなどの暖房機器の普及状態を見てもわかるように、私たちは、いつも、「快適な温度で暮らしたい」と思っているのではないでしょうか。

私たちは、冷暖房費が今のように高くなければ、もっと「冷暖房を使用したい」と思っているのではないでしょうか。

今までの冬寒く夏暑い家では、寒さ暑さによる不快感をコストが高い冷暖房機器を使い我慢しなければなりません。
特に冬の寒さは脳卒中や心筋梗塞などを起こす一つの原因になります。
そして、結露発生しカビやダニを繁殖を助長してアレルギー性疾患を引き起こします。

このような家は、一般の書籍でも書いてあるように現代住宅の性能の低さのあらわれだと痛感します。

反対に冬暖かく夏涼しい家では、寒さ暑さによる精神的、肉体的なストレスが少ない為快適に過ごす事が出来ます。
暑さ寒さによる不快感の為に夜中に目が覚めると言う事もなくなり、十分睡眠が取れます。

また少しの冷暖房費で冬暖かく夏涼しいので、省エネ効果があり世界規模で問題になっている「地球温暖化」を防ぐことにもなります。

それでは、冬暖かく夏涼しい家を建てるにはどうしたらいいのでしょうか。
壁体内の気流防止など断熱施工上いくつかのポイントがありますが、最も大事なのは家全体の断熱化です。

断熱材の施工はもちろんですが、夏は庇や簾でしっかり日射遮断。冬は日射を取り入れて暖かい空気を逃がさない。
季候が快適な春、秋は開口部を開放し自然な心地よい風で通風する。
何も工夫がなく普通に建てたら当然のことながら、冬暖かく夏涼しい家はできるわけがありません。

現代住宅の断熱は、グラスウールを壁の中に押し込み、天井上に座布団を敷き詰めたようにただ乗せてあるだけの断熱方法です。

これでは、隙間だらけで、冷えた空気が床下から壁の中を通り天井裏まで入り込み、家中を冷やしてしまいます。
冷えた空気と室内を分け隔てる部位をしっかり確実に断熱する事が大切なのです。

快適な温度は、壁や天井、窓から逃げようとします。熱は常に高温から低温の方に移動します。こういう特性を十分理解したうえでの断熱工事が重要なのです。
この大事なことが、実際の多くの現場ではできていないのです。
その為、夏暑く冬寒い結露もビッシリの不健康な家になっているのです。

十分に断熱施工がされた家では、少しの冷暖房でも、リビングと廊下、1階と2階との温度差が少なく家全体を適度な温度に保てます。

今までの局所暖房、たとえばコタツやその部屋だけを温めるという暖房方法も省エネの観点から言えば、悪いとは言えませんが、北側のトイレや脱衣所、浴室の不快、不健康、不衛生と思える現在の状況もこのままで良いとは到底思えません。

次世代省エネ基準を以上のレベルで断熱した家は、冷暖房費を増やさずに家全体を暖かくまた涼しくする事が出来ます。

よく、家の断熱化は温暖な佐賀県では寒冷地のような断熱は必要ないと言う業者もいますが、佐賀県でも冬は外気が氷点下0℃以下にもなります。

夏の屋根の表面温度は80℃以上にもなるのでやはり快適温度にする為には家の断熱化はやはり必要です。

ここで、誤解のないように説明しますが、家を暖かく涼しくすると言うと、ホテルやビルのように年中一定の温度で全館空調のように考えている人がいますが、住み心地のいい家というのはそこまで温度を一定にしろ、ということではありません。

家の中が寒くない、暑くない程度の温度にして家の中から不快な温度をなくすということなのです。

目安は冷暖房をしていない部屋で、夏は29℃以下冬は15℃以上あれば個人差はありますが不快感はなく、結露もなくなります。

この家の断熱化は、何もしないのと比べてそれほど高くなく、特別な装置が必要なソーラーハウスなどと違い初期投資が少なく、経済的なのです。

小冊子では頁の都合上この断熱に関しての記述を省きましたが、家を建てる上で建築費と同じくらいに大事な事でしたので別紙で添えます。

「失敗や後悔しない住み心地のいい家」にする為には、何度も言いますが家の断熱化は必ず必要です。

これから家を建てようとお考えの方はこれだけは覚えていてください。

断熱材をただ入れさえすれば暖かくなり涼しくなるというわけではなく、断熱の仕組みを知りキチンと施工しなければ効果が半減するばかりではなく反対に壁内結露で土台や柱を腐らせ家の寿命が「極端に短くなってしまう」と言う事を。




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